一番に北公園に来たのは涼花ちゃん。
二番目が私、約束の時間から2分遅れて、優が来た。
……こーゆー時って、フツーカップルで来ねぇのか???
「はい、優遅刻。後で私たちになんかおごること絶対」
「ぐぇーーーっ1,2分じゃん(汗)そんなケチケチする!?」
そんなS(言うまでもなく私)とM(言うまでもなく優)のやり取りは、
どーーーやら涼花ちゃんには漫才に見えたらしく、ずっと笑ってる。
「あ、そろそろ行きませんか?
お店の予約時間まであと20分しかありませんし」
涼花ちゃんはなぜか敬語。あんまり気にしてないケド。
ぼーーーっとその店に行きながら思った。
涼花ちゃん、なんであいつと付き合ってんだ???
よくよく考えたら不思議だ。
こんな弱っちぃヤツなんかを……

