お互い、知っている事を教えあった。



とりあえず、リクくん、落ち着いて…



「何に泣いてるの?」


私にしては珍しく、優しく聞いた。(これから先、一生ないと思えよ!!!!)


「僕、親は死んだって、僕には何もしてないって、信じてたのに、


僕に虐待してたとか…


考えたくないよっ…」


そっか。そーゆー純粋な魂からくるものですか。


あのあと、リクの両親がどこで何をするようになったかは知らない。


逮捕されていないことは知っているけど。



「あのさっ、たまに…連絡するから、時間あったら、ここ来て?????」



はいはい、子犬じゃないんだから、そんなキラキラした、普段のオーラみたいな目で見るな。


「わーったから、暗いし、帰るっ」