「夏香ぁ?」



大人と呼ばれるようになっても、相変わらず。


「何?」


社会人になって、生活も落ち着いてきた日。


いつものごとく、優に名前を呼ばれた。


ホントにわかって無いなぁと嘆かれてから、


「これからも一緒に居よ?」


「わかってる」


「……夏香、鈍感すぎ。




結婚しよ、って事!!」