「だから言ったじゃん。」 カレシになってから、やたら頼もしい。 なんか嫌だ。ムカつく。 でも今はおとなしく寝る事が第一な気がして、 おとなしく寝ることにした。 ……でも、当然ながら寝れるわけがない。 両親が、殺されるって…。 布団の中で小さく丸くなる。 リビングにわざわざ用意されたもの。 「夏香?」 「ん…なに」 喋る気力すら無い。 重症だな、自分。 「知恵熱…じゃないみたいだね。 疲れたからかな?」 「ん……」 「こんな日に布団の中入れるもん。 しんどいよね」