「っだいのクソがあるかボケ!」 「…うぅ。今まで史上最強の痛みだよ、夏香ぁ…」 「ここまで来るのに840円かかったの、後で返せ」 「心配じゃなくってお金!?」 心配したなんて口がどんだけ裂けても言うもんか。 「とーぜん。 あと、ついでだからばあちゃんち、行くよ」 「…疲れた」 「じゃあ先帰れ」 「嫌だ」 「じゃあ来い」 せっかく来たんだから。 優は、しぶしぶながら来た。