「ただーいまー…」


しーーーーーーん……。


「……」


有り得ないほどの静けさ。


今まではそうだったんだよ?


誰かさんが来るまでは。


その誰かさんが、ね………。


堪え切れず、声に出る。


「どっか行っちゃったしなぁ」


でも、大丈夫でしょ!


どーせ今までだって、すぐこっち戻ってきたんだし。


またすぐ戻って来るでしょ!