『優ってさ、親の事、どー思ってんの?』 『……え?』 『マジの親』 『どーってさ』 『イヤ?別にそーでもない?』 『知らないよ』 それだけだった。 静かに椅子から立って、そのまま……。 そう、それだけ。 たったそれだけ。 何であんな事聞いちゃったんだろなぁ。 …って言うか、何でこんなに気にしてるんだ? 別に、迷惑なヤツが消えていいじゃんか。 そーじゃんか。