「君って独り言多いね」


「へっ!?」


まさかアタシ喋ってた!?

「なにが いや なのさ」


口元を少しあげながら笑う男。


茶髪で髪が少しカールしている。

つり目で大きい。


「和哉、この子にもケーキあげたれよ」


加藤ワタルが言う。

和哉っていうんだ・・・。


そして和哉はアタシの前にケーキをおく。

「あ、ありがとう」


アタシはお礼を言って

あたりを観察した。