「そうですか」

「はいそうです」

フフフと笑い合っている二人。

こ...怖い!!(真柴心の声)

「さて..行きましょう」

「ホントに行っても...」

「はいそのままで旅するのは大変ですよ圭一」

「.......。」

自分の服に返り血がついていることに気づく。

「大丈夫ですよ。落ちますから」

笑顔を見せる真柴。

「そうですか....」

「あんなことで一々心を痛めてはここでは生きていけません」

「はい...」

ここがホントに戦国時代なのだと、改めて思った鬼村。

~尾張~

「さぁ風呂にでも」

「はい!!光秀様入りましょう」

「圭一も一緒に」

「お言葉に甘えて入らせてもらいます」

「遠慮って言葉は無いんですか貴方には」

呆れ声の光秀。

「はい、ありません」

ニコ!!輝かしい笑みを浮かべる鬼村。

「.......。」

ニコやかに笑う光秀。

二人はしばらく向かい合いながら笑っている。周りから見れば、微笑ましい光景だが...
真柴にはこう見える。二人から不穏なオーラがでていて、内心は物凄く怒っているのだ。

「二人ともやめてください!!」

「なにがですか?」

「そうですよ。早く風呂行きましょ」

「あ....あれ?」

~風呂場~

カポ~ン

シャンプーとかボディーソープがないのは不便ですね。

「どうかしましたか?」

「いえ別に」