「それにしても..儂の声が聞こえたのか」

「たぶんだからな」

「実は儂も話さないといけないことがあるんじゃ」

「なに?おっさん」

「儂も聞こえたんじゃ声が...歌っている声が」

「歌?何でその言葉知ってるんだよ」

「声の主が歌と言っていたからだべ」

「歌....どんな歌だった?」

「そうだべな~確か...桜?ん~」

「まさかこれ?」

大きく息を吸って歌い始めた。



桜舞い散るそよ風に

君と見た桜

この想いよ。君に届いて

いつかまた会える日まで



「どうこれ?」

「そうそれじゃ!!」

「じゃあ俺の声がおっさんに」

「これは..運命と言う名の宿命じゃ」

「宿命....。」

俺はやっとここに来た理由がわかった気がする。