「ん〜?どーしたぁ?」
―ドキッ

「美優顔赤くね?熱でもあんの?」

リョウの顔がどんどん、近づいてくる。

――ドキドキッ

ちょっヤバいって
もう無理!

「だっ大丈夫だもん」
ダッシュで逃げる
「おぃっ!美優〜?」

あたし何してんだろう…

「あたしリョウのこと、好きすぎるよ…
マジヤバいよ…」

ボソッと誰にも聞こえないように、言ってみた…
つもりだった…

「何がヤバイんだ?」

「ヒャァァァリョウ!」

えっ…もしかして聞こえてた?
てかいつから居たの!?
「んな、デカイ声出すなよ」いやいや…
そりゃぁビックリするでしょう
「リョウどっから聞いてたの?」

「ん?<あたしヤバイよ…>ってとこから?」

あっ…
良かった〜。