本気にもなったことがない 勇樹からあんな言葉が出るとは思わなかった。 今日のホームルーム中のことだった。 「優大!俺、好きなやつできた!しかもマジかも。」 俺は飲みかけの水を吹き出しそうになった。 「ぶっ。は?お前に???」 「あぁ。マジだから!」 「………誰?」 「一年の女子!日本史科の。」 一年と聞いたとき、妙に胸騒ぎがした。もしかして…。嫌な予感がした。 ………ーーー そう。俺も、本気の恋をしてしまったからだった。 それは朝のことだった…………