泣き虫彼女とロールキャベツ彼氏

―――――…
―――…


美紅「ちょっと…!爽っ!」

将来競歩の選手にでもなるのだろうか、
歩くスピード速すぎ!
ほらっ言った先から
私なんか駆け足ですよっ!
私が呼び掛けて短く

爽「何?」

なんて言ってる。

美紅「速いっ…」


太陽と凛が見えなくなる距離まで歩いた時、爽は急に立ち止まり、私を見る。


爽「美紅、俺ね?」