「え? なにが?」
「わ、分かってないならいいんだよ・・・!」
「あっ、そんなこと言われたら気になるに決まってんじゃーん。なになに、教えてよぉ」
りおんは反対側を向いていたので顔を確認することはできなかったが、輝きがあるストレートの髪から覗く耳は確かに赤くなっていた。その髪が焦茶色を帯びているため、余計にはっきりと分かった。
りおんにしては珍しく、まるで湯気が立つほど照れていた。
本人は隠そうとしているつもりらしいが丸分かりである。
「わ、分かってないならいいんだよ・・・!」
「あっ、そんなこと言われたら気になるに決まってんじゃーん。なになに、教えてよぉ」
りおんは反対側を向いていたので顔を確認することはできなかったが、輝きがあるストレートの髪から覗く耳は確かに赤くなっていた。その髪が焦茶色を帯びているため、余計にはっきりと分かった。
りおんにしては珍しく、まるで湯気が立つほど照れていた。
本人は隠そうとしているつもりらしいが丸分かりである。



