それでも世界はまわる -white snow-

「大丈夫だけぇ。僕がずっと一緒だ、四泊五日。がんばろうや」

「え、あぁ・・・うん・・・」

真剣なりおんに美佳は照れた。
こんな彼の瞳を見たのは告白を受けた時ぶりだろうか、本当に久しぶりだった。

蒸発するほど真っ赤になった美佳は、しっかり見つめていたりおんの中にちゃんと存在していた。
そんな彼女に

「ち、違うよ! がんばるって、そんな意味じゃないけぇね!」

りおんは急いで手を離して、顔を隠す。