十分ある朝礼の時間はまだ終わっていなかったので周りには誰もいない。
隣の職員室からも、ただストーブが燃える温かな音だけが聞こえていた。
「もうっ、美佳っ!」
りおんは急に真顔になり、美佳の両肩をしっかりと支えた。
「あ・・・りおん君・・・」
それで美佳は正気に戻れたようだ。
目と目の距離は三十センチ程度しかなく、恥ずかしさと緊張が冷静さを取り戻したのだろう。
隣の職員室からも、ただストーブが燃える温かな音だけが聞こえていた。
「もうっ、美佳っ!」
りおんは急に真顔になり、美佳の両肩をしっかりと支えた。
「あ・・・りおん君・・・」
それで美佳は正気に戻れたようだ。
目と目の距離は三十センチ程度しかなく、恥ずかしさと緊張が冷静さを取り戻したのだろう。



