「えっ? だ、大丈夫? どこもケガしてない?
いや、遅れたのは全然いいんだけどさ・・・ぶち心配しとったんよ」
「あぁ・・・見ての通り長袖長ズボンじゃけぇね。大丈夫。心配してくれて、ありがと」
珍しいことにりおんがとびきりの笑顔を見せてくれたのは、もう校長室の前だった。
「また今度、ゆっくり二人でおりたいな」
「あぁ、約束する」
りおんはドアをノックした。
* * *
いや、遅れたのは全然いいんだけどさ・・・ぶち心配しとったんよ」
「あぁ・・・見ての通り長袖長ズボンじゃけぇね。大丈夫。心配してくれて、ありがと」
珍しいことにりおんがとびきりの笑顔を見せてくれたのは、もう校長室の前だった。
「また今度、ゆっくり二人でおりたいな」
「あぁ、約束する」
りおんはドアをノックした。
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