それでも世界はまわる -white snow-

七時二十五分。まだ誰も来ない。

「そぉ言えば、昨日持ってきとったね・・・」

美緒奈は弾みながら二人に近寄る。

本当は不眠症の父にと買ってきたものだった。
しかし好奇心旺盛な美緒奈は、美佳たちに自慢したくて先に学校へ持ってきていたのだ。
先日は始業式なんかでばたばたして時間が作れなかった。

「絶対効果はばっちりだよ! 若返りのクッキー、逆転のキャンディーに続く第三弾!」

「さっさと食えよ」

智之も楽しそうだ。