あの子が眠ってどのくらいたったのか…
今は夜の21時過ぎ。
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ここ…
どこ?
また殴られるのかな。
怖い。
でもここは何か違う。
安心できる所。
私はゆっくり目を開けることにした。
目の前には今日転校してきた木村 楓って子だったかな?
「あの…私を助けてくれたの?」
『あぁ起きたんだ、ここ私の家。あんた倒れてたからここまで運んだ』
「そ、そうなんだ、ありがとう」
『てかあんた何であんなことになってたの?』
「…」
『喋りたくないならいいよ、これから夕飯食べるんだけど、あんたも食べる?』
「え…じゃぁお願いします」

