ぼくは彼女からのメールを待ち続けた。

(待ってるだけじゃなくて・・・
そんなに気になるなら自分から送れば?)

なんて意見もありそうだが

(寝てるとこ起こしてしまうのもなぁ)

はたまた

「次あいつからメールが届いたら、

携帯を使えないよう解約させるからな」

なんて、誰かに脅されていたりして・・・

そんな風にいろいろ思い始めると

なかなか自分から送信する勇気が出ない。


もやもやした気持ちの中、

今か今かとメールが来るのを待っていた。




(あと少しで給食だ!)

気づけばもうそんな時間になっていた。

(お昼ごはん・・・

けど食欲が全然ないんだよなあ・・・)


そんな頃、

ようやくメールを1つ受信した。

(これが意味のわからない迷惑メールで

今までに何度がっかりしたことか・・・

迷惑メールなんかより彼女を待ってるんだ)

そう思いながら

ぼくは急いでメールの内容を確認した。


待ちに待った彼女からのメールだった。