「早く、行って来い。 …挨拶、楽しみにしてるぞ」 あの途轍もなく大きな背中を、追い越したい。 その夢は、 ――――絶対にかなえてやる。 そう誓った、入学式。 この学校で俺は、最愛を見つけることになるとは今は思いもしなかった。 そして、 ≪新入生代表挨拶、1-VA 相澤 暁煌≫ 「―――はい」 学生生活が始まる。 END