「なぁ、更紗」 「どうしたの?遥翔」 「着替えたいんだが、どこか部屋を貸してもらえないだろうか」 「ああ、そうよね」 遥翔はどうやら着替えも持ってきていたようで。 私はお兄様の方に向かう。 「ねぇ、お兄様」 「どうした?更紗」 「遥翔、着替えたいみたいだから部屋を貸してもらえないでしょうか?」 「ああ、いいよ。遥翔、こっちだ」 「私が連れていくからいいよ」 「まぁ、いいじゃないか」 そう言うと、遥翔とお兄様は部屋に向かった。