「もう二度と、選択を間違えるんじゃないわよ」 「…はい」 「…じゃあ、アタシは帰るかな」 そう言って、出口の方に向かった美月さん。 すると。 「一応、アタシも謝っておくわ。 ごめんなさいね、更紗さん」 元凶なのはアタシだから、と。 そう言って出て行った。 でもね、美月さん。 美月さんのおかげで、私もさらにわかったよ。 家族の大切さが。 「更紗」 「…私も、大人にならないと」 「…愛してるよ、更紗」 「…私もよ、遥翔」 私はきっと生涯離れない。 …遥翔と。 暁煌と、梓紗と。 *END*