…遥翔がまた、信じれなくなってる。
わからない、わからないよ…あなたが…。
だけど。
私はこんなことに迷っている暇なんてない。
2人の、愛しい子供を私は育てなきゃいけないの。
―――それが、神から子供を授かった責任。
「私は、今は暁煌や奏紗のことを一番に考えたいの」
「…っですが!」
「私は暁煌と奏紗を産んだ責任があるの!!」
「…っ」
「わからない…わからないのよ…!」
自分のことに時間が取れなくなるってこと、わかってた。
わかってたから…我慢して来たのに。
遥翔と、一緒に2人で出かけたりとか…。
なのに、どうしてわかってくれないのだろう。
…不満があるわけじゃない。
…でも、不満というか、ストレスがたまってきているんだろう。
自分が思っているよりも…。


