Platinum Kingdom【完全完結】

「ははっ、…頼もしい奥さん候補だ」

「へぇ？私は“候補”なのね？
じゃあ私も、遥翔は第２候補よ」

「…第１候補は誰なんだよ」

「え…そこ？」




突っ込みどころ満載の遥翔の反応に、思わず私は吹き出しそうになった。




「まぁいい。
お前を絶対に手放さない自信があるしな」

「自意識過剰、じゃないか…」

「意味合いが違うだろ」




また私たちは笑いあった。


それはもう、
きっと２度とない、

――――幸せ。