本当に嬉しそうな、 それでも照れたような、そんな表情をするから。 私自身も照れ笑いになった。 …それを言うなら、私だってそうだよ。 遥翔。 これ以上の幸せなんてない。 …あなたにはたくさんの幸せを今までにもらった。 あなたに出会えたこと。 それが、私の一番の幸せ。 …だからね。 「私だってそうだよ。 勝つことはできないけど、絶対に遥翔よりも幸せにしてあげるから!」 「…望むとこだし」 「勝つよ、絶対にこれだけはね!」