相談したい。 誰かに…。 だけど。 だけど、真帆さんは『誰にも言ってなかった』って言っていた。 なのに私が誰かに言って良いものなの? 不安と混乱。 私の頭はもう、パンク寸前。 どうしたらいいのか、わからない。 どう決断したらいいのか、わからない。 ねぇ。 私はどうしたらいいの? 心の中に問いかけても、答えるのは私自身。 答えなど、出て来なかった。 「…っ、遥翔…!」 助けて。 助けてよ…っ。 声にならない声を、 声にできない声を、 私は空を見上げ、心の中で叫んでいたーーー。