だって、 ―――私だけが幸せになるなんて間違ってる。 「…っ、」 ねぇ、神様。 どうして私たちは、 巡り合うのが遅かったのでしょうか。 こんなに愛しいのに。 こんなに好きなのに。 ―――もう、 好きでいちゃ、いけないのかな―――? 「…は、ると…っ!!」 悲しすぎて。 心が痛すぎて。 どうしようもなくて。 泣くことしかできない。 「…っぅっ、わぁぁ…ッッ!!!」