――――――これが、恋なんだ。 この溢れんばかりの愛しい気持ちを大切にしようって。 そう思った。 それと同時に、これから先が、すごく怖い。 『…どれだけ、あなたは私を溺れさせれば気が済むの…?』 …あなたに、溺れて死んじゃいそう。 それが、怖いよ。 あなたから離れなくちゃいけなくなった時。 私は離れることができるのだろうか? 「…言ってくれるじゃん?」 「まぁ、宣戦布告というやつですよ」 爽やかに、もう勝ったかのような笑みを浮かべる遥翔。