私達は他愛ない世間話だとか、学校の話とかをして、スタバを出た。
そしてまた109に入り、遥翔の服とかを見ていた。
「コレとか遥翔似合いそう!」
私が指したのは、黒のシャツに、ストレートのジーンズ、そしてシルバーアクセサリーのネックレスという至ってシンプルなコーディネートだけど、気品さと普段着でも堅苦しくないような感じの服で、私自身も好きだった。
そして何より、遥翔に似合いそうだった。
すると遥翔も、
「そういうの俺好き」
と言った。
また遥翔の好みが知れて、嬉しくなった。
そして遥翔はその私が選んだ服と黒の革靴を買い、109を出た。
そして、ブラブラと歩いていた。
―――その時だった。


