どうしてヤンキーが私を?
てか、この状況はいったい?
私の頭の中は、わけがわからなくなる。
助けてくれた喜びより、恐怖の方が勝っているのは事実だ。
喧嘩だけは起こらないようにと、その光景をじっと見つめる。
「なぁ、こいつ帰してやってよ」
「はぁ?このまま帰せるわけないっしょ」
そう言って自分の汚れたシャツを掴む不良。
やっぱり帰してくれないんだ…
そう肩をガクッと落としたとき、彼が嫌味ったらしく笑った。
「どうせ学校なんて行かないだろ?」
図星をつかれて眉を寄せる不良。
「なめてんじゃねーぞ」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…