そう言って1人が私の肩に手を置いたとき、後ろにグイッと引っ張られた。




「きゃっ」




突然のことで思わず声が漏れる。

そして目の前には大きな背中が。

当然私には、何が起こったかわからない。




「こいつ俺の連れ。ちょっかい出さないでくれる?」




自分を盾にして、私をかばってくれている。

そして気づかなかったけど、後ろにいた3人も前に並んだ。




金髪、茶髪、ピアス。

後ろ姿だけでも、どう見てもヤンキーだ。