「ご、ごめんなさいっ」

「ごめんで済んだら、警察いらねーんだよ」

「どうしてくれんの?これ」




私は不良たちに囲まれた。

かなり怖い。

本当に今すぐ泣きたいくらい怖い。




上なんか見ることができなくて、じっと足元を見つめる。




「これから学校なのにどーすんの?なぁ?」




そ、そんなこと言われても困る。

私にはどうしようもできないし…

そもそもこんなところに、飲みかけのジュースを置いてる方も悪いと思う。




…だけどそんなこと、言えるわけない。




「だからー、ごめんで済むわけないじゃん」