忘れた地球









「...莞は?」

「..はるちゃん、」




指差す病室
素直にそこへ入ろうとした


けど..足が上手く歩けなかった



...何、何、
あたし、どうした?


体全体が震えてる、
その部屋に莞はいるのに






あたしはおぼつかない足で
静かに病室に入った

そこにはベットで
横たわる莞がいた