私も……留雨も琴音も、夏葉も神蔵君も、それに―――……連右も大切。


連右といるのを選んだのは私自身だから………留雨、琴音、アナタ達の為にも私、前に進むよ。


きっと「いいよ」って、言ってくれるよね?


隣の連右に、ソッと抱き着いた。


「………2人になりたい」


「………分かった……あそこ行くか」


「うん……」


手を取り合い、連右と一緒に目的地に向かって歩き出す。


人を愛する事の喜びと愛される嬉しさが詰まった、あの場所へ。


連右…アナタを好きになれて、好きになって貰えて、


私は、幸せです。