乾いたと思ってた汗が、再び流れ出す。


紀香の真剣な目が、怖く感じるのは何でだ………?


「あの……ね?」


「お…おお」


「私………」


紀香がスーーーッと大きく息を吸い込んだ。


え!?そんな緊張しなきゃいけない話すんのかよ!?


オレも緊張しまくりながら、紀香の次の言葉を待つ。


――――……まあ……いいだろう。


紀香の話がオレにとって嫌な事であろうとも…………


コイツが出した“気持ち”なら、オレは―――……






「連右の事が……………好き」




受け入れる……だ…け………