「紀香……出来たか?」
「ごめん………まだ……」
「―――そっか」
私と留雨の間に、重苦しい沈黙が流れた。
「出来たら…言えよ?」
「うん………」
留雨の告白から、今日で丁度1週間。
とうとうカレンダーも、7月を示していた。
1週間前から………私と連右は1度も会話をしていない。
お互いに、避けている感じがする。
土曜日の約束の日も……私は待ち合わせの場所に行ってない。
行ったって、どうせ来ないと思ったから、行かなかった。
ううん……“行けなかった”が正しいのかも。
「ごめん………まだ……」
「―――そっか」
私と留雨の間に、重苦しい沈黙が流れた。
「出来たら…言えよ?」
「うん………」
留雨の告白から、今日で丁度1週間。
とうとうカレンダーも、7月を示していた。
1週間前から………私と連右は1度も会話をしていない。
お互いに、避けている感じがする。
土曜日の約束の日も……私は待ち合わせの場所に行ってない。
行ったって、どうせ来ないと思ったから、行かなかった。
ううん……“行けなかった”が正しいのかも。



