「うん、連右にあげ様と思って……」


「――――幹…居?」


留雨の眉間にシワが寄ったのを見て、思い出した。


連右と留雨、仲悪いんだった!


さっきの「似てる」は口に出してないからいいけど、留雨の前で連右の名前出しちゃダメじゃん私!!


「あ、あの、連右が甘いの貰ってるの見て、甘いの苦手なのに可哀想だなと思いまして………」


ああ゛……私完全にしどろもどろだーーー!!


「…………で、作ろうと考えたのか……?」


留雨の声が異様に低かった。


キャーーー!!


怒ってしまったよ留雨様!!