「いつもありがとう留雨。助かるよーーー」


「どういたしまして」


笑った留雨は、確かにカッコイイ。


優しいし運動得意だし、女の子達が騒ぐのも納得出来る。


……連右も、裏はあんなだけど、優しい人なんだよね………//////


連右と留雨って案外似てんのかも。


「じゃあね、留雨」


私は勉強も終わった事だし、帰ろうとした。


でも……


「紀香………バッグの中の本、ここの?」


留雨が私の手さげバッグを指差しながら、聞いて来た。


「コレ?うんそうだよ」


「お菓子……作んの?」