「…………コレが、オレの“本性”だから」


言った―――…


「連右!?」


紀香が慌ててオレの服を掴んだ。


「いいんだって。紀香、大丈夫」


「本……性?じゃああの優等生でマジメな性格は………」


「ただの演技――――ニセモノだ」


オレは全て答えた。


「……マジかよ」


相ケ瀬が呟く様に言い、紀香は震えてる。


オレの本性が相ケ瀬にバレたのを、気にしてるらしい。


でもな紀香、オレは負けないから。


「あーあ。紀香との約束の目的、無くなっちまったぜ。相ケ瀬、責任とれよ」