マイルド・ガールとワイルド・ボーイ

「福田さん」


!?


連右………オーラまだピリピリしてるよ!?


不機嫌な連右に呼ばれ、冷や汗がダラダラと流れる。


ってか、夏葉と琴音も「あの」幹居 連右が私に話しかけるからビックリしてるじゃん!!


「み…き居君……何でしょう?」


「―――顔にマツゲついてる」


さっきの会話と違い、ギクシャク返事の私の顔をヒョイと覗き込む連右。


ち、近い!!


「「「キャーーー!!」」」


女の子達が割れんばかりの大絶叫。


連右の顔が近い上、手が私の顔に優しく触れる。


キャアアアアッ