「みっみみみみ幹っ……幹っ………」


夏葉がまた意味不明な事を言っている。


みき……?


って、木の“幹”の事かなぁ?


それとも、誰か女の子の名前?


私達の知り合いに、“みき”なんて名前の女の子、いなかったと思うけど―――……


おしとやか・夏葉がどうしてこんなに慌ててるのか分からず、んんっ?と首を傾げていると…………







「――――あのっ!!幹居 連右君が、私達3人と同じクラスだよっっ!!」





1人の聞き慣れない男の子の名前が………


私の耳に飛び込んで来た――――……