――――
―――――
――――――…
「紀香」
「………」
「オイ、紀香」
「…………」
「紀……」
「名前で呼ばないで!!」
キッと、福田……“紀香”が睨んだ。
倉庫の掃除当日の放課後になり、オレと紀香は担任の宮城に倉庫に連れて来られた。
今日初めて倉庫の掃除係だと知った紀香は超嫌そうな顔をして―――……
『幹居君と一緒に頼んだわよ?』
と宮城の言葉を聞いたら、超超超嫌そうな顔をした。
他の女子は“幹居君と一緒なんていいなーー!”って喚いてたのに…
「帰りたいよぉ……」
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「紀香」
「………」
「オイ、紀香」
「…………」
「紀……」
「名前で呼ばないで!!」
キッと、福田……“紀香”が睨んだ。
倉庫の掃除当日の放課後になり、オレと紀香は担任の宮城に倉庫に連れて来られた。
今日初めて倉庫の掃除係だと知った紀香は超嫌そうな顔をして―――……
『幹居君と一緒に頼んだわよ?』
と宮城の言葉を聞いたら、超超超嫌そうな顔をした。
他の女子は“幹居君と一緒なんていいなーー!”って喚いてたのに…
「帰りたいよぉ……」



