あれからせなちゃんは亮也のことを話さない


「まゆ。お昼いこ?」

「うん。」


ひなは移動するたび手を繋ごうとするし。


「せなちゃん、行こうよ?」


「ん?ごめんまゆ。あたし今日は一人で食べたいんだ。」


「…そっかぁ。わかったそれぢゃあまたあとでね?」

「うん。楽しんでおいて?」

ふふっと笑いながらせなちゃんが言う


でも、私は何かが心に引っ掛かった。