「もう少し、抱き締めててほしいの…」


私はきゅっとひなの服の裾を引っ張った



「いいよ。まゆが落ち着くまで一緒にいる」



心臓がとくとくと小さく小さく暴れてる


もしかして私



ひなのことが――――――――――――。