「じゃあ行ってきますね!沙羅ちゃん
なにかあったらすぐに連絡よ。
番号は教えたわよね」


車に乗り込んでも
この調子だったら出発出来ない…


沙「番号は昨日確認したよ!大丈夫だからね」

私が手を降って
ようやく出発した。



陸「長かった…」

ため息混じりに苦笑しる陸人。

沙「まあ無事に出発したんだし。ね!」

そんな陸人をよそに
すたすたと家に入る。


陸「ちょっと待てって!危ないだろ。
家んなかは段差がいっぱいなんだから。
ほら!」

陸人は最近心配性だ。
なんでか知らないけど
私がすぐつまづくと思っているのか
私の前を歩きたがる。


そして
私の最近の居場所は
テレビの前の
フカフカのソファー!


陸「はい、ここに座れよ!何か飲みたいもんあるか?」

沙「今は大丈夫」

それから
家のことも少しずつやってくれるようになった。