やっぱダメだ。
倒れたらバレるじゃんかよ!


沙「やっべ。翔に呼ばれてんだった!先いっといて。」

楓「なんだよ。ほんとかよ!」

奏「後から来いよ」



クルシイ…

アタマイタイ…

めまいがこんなに辛いものだとは思わなかったよ。



「大丈夫?」

沙「?!…なんだ細谷かよ。」

「なんだとは何よ!保健室の先生に向かって。」


この人は細谷。保健室のセンコー。何歳かは教えてくれないけど、結婚してて子供がいるらしい。



「立てる?保健室行くよ。」


いつの間にか座り込んでたらしい。

細谷に連れられて保健室の前まで来た。


ベッド借りるくらいなら部屋戻りたい。