―ガチャ

「気付かれましたか。そうとう気絶してましたよ。」

沙「誰だテメェ!」

「まあまあ。そんなに興奮しないでくださいよ。私は坂倉組の三代目でして。」

沙「坂倉組!?」

「知ってるでしょう。水城組のお嬢さんなら」

沙「残念ながら私はもう水城の人間ではない。」

「ああ?そうなのか。…まあそんなことは関係ないんですよ。私が興味があるのはあなたの身体かな…」


キモッ。
やべーな。あの目はマジだよ…


どうすんだ?足も手も動かねぇのは…足だけでも動けばどうにか…

あの方法なら。危険かも知れないけど。


沙「おっさん。私の身体に興味があるっつったな。足の手錠だけでも外してくれないと動きづらいんだけど。」

「ああ。それもそうだな。まあ足だけなら。」


―カチャ

足のが外れた。足がフリーになればこっちのもんよ!


―ガッ

おっさんのアゴに命中。