何やってんだよ!
ったく、部屋とかに居たりすんだよ。


―コンコン

陸「沙羅ー。居ねーのか?」


―ガチャ

本当はこんなに簡単に入らねぇんだけど。
沙羅が俺のノックを無視したこと無い。

しょーさんが変なことゆーから…


陸「沙羅ー?」

居ないじゃねぇか。
どこにいんだよ!



俺は学校の隅々まで探した。でも沙羅は居なかった。

マジかよ。
沙羅は普段なら学校から出るようなことはない。



翔「陸人!居たか?」

陸「いや。居なかったんですよ。」


「あっ!いた。」「本当だ。陸人さん、俺ら沙羅さん見たんですけど…追試してますよね。」

陸「沙羅!どこで見たんだ?」

「やっぱあれが沙羅さんだよ。」「さっき公園でチンピラに絡まれてて。」

翔「はあ?」

「そこまではなんとか沙羅さんがぼこぼこにして大丈夫だったんですけど…。」「後から来たヤバイ感じの奴等に連れてかれて…」

陸「何処の公園?」

「すぐそこのです。」「あの感じからして…」


翔「ありがとう。行くぞ。陸人分かってんな!」

陸「ぜってー助けますよ。」