―陸人side


テストの結果。何となく俺には分かってた。

だってあれはテキトーだったし。


今頃沙羅はしょーさんと追試してんのかな。見にいきてぇけど、邪魔したくなるんだよな…



部屋に帰って寝るかな…
暇だし倉庫でも行こうかな…

いややっぱ眠い。



ベッドに入ってソッコー寝た。



―ブブブ…ブブブ…

携帯がなった。
誰だよ、俺の睡眠を奪いやがったヤツは。


…しょーさん?



陸「もしもし?」

翔『陸人か?沙羅そっちにいるか?』

陸「何いってるんすか?沙羅はしょーさんと追試してるんでしょ。」

翔『いや…それがな…。機嫌損ねて出てったんだ。ケータイも置いて。』

陸「はっ?意味が分かりません。」

翔『内容は後だ。なんか嫌な予感するだわ!』

陸「そんな心配しなくても帰ってきますよ。」

翔『それならいいんだが、残念ながら俺の予感は外れたことがない。』